効果と害

news-vision.jp この記事を見ていて気になった所。 、HPVワクチンの有効性を否定しようと思ったら、その実験内容に疑義がついて撤回されたわけですから、つまりHPVワクチンは有効だ、という意味になります。 ここの部分、誤っています。どうしてか解るでしょ…

麻しんによって「日本では未だに年間50人の子供が死ぬ」という記述について

麻しん流行については、あまり情報を追っていなかったのですが、いくつか目に入ってくる記事等はありました。 その中で気になったものを採り上げます。 twitter上で、次のようなつぶやきが、注目を集めたようです↓ 大流行のはしかについて、とある医療機関か…

標本や母集団などの、統計用語の説明

発端 note.mu たぶん、こちらの記事に端を発する話題です。大まかに言うと、WEB上のアンケートは、新聞社等が行う調査に較べて性質が劣っている、というような記事です。それで、ここについた はてなブックマークが↓ はてなブックマーク - ネットのアンケー…

情報の伝えかた――栄養疫学の事例

toyokeizai.net style.nikkei.com いずれも、栄養疫学的見地からの記事で、内容そのものについては概ね妥当な記事だと思われます。※前者の記事については、食習慣改善の提言等の部分まで全面的に賛同しているものではありません しかし、情報を丁寧に冷静に…

【ビジュアル】行列の積

なるだけ憶えやすいように。 左行列の各行ベクトル、と右行列の各列ベクトル、との内積(内積はスカラー)、を成分とする新たな行列が出来る 左の行列の列数(縦の串数)と、右から掛ける行列の行数(横の串数)、が同じで無いと定義されない 言葉だと解りづ…

因果関係とメカニズム。効果の大きさ

面白い記事 gendai.ismedia.jp これは、科学という営みや、ニセ科学に関する記事です。書き手が科学者出身のミステリ作家という事もあってか、なかなか読ませる構成です。 記事の後半に、タイトルにもある、「コラーゲンが肌に良い」はニセ科学かという事に…

林衛氏の問いを検討する

福島小児甲状腺がん多発問題に関して、過剰診断論者のみなさんに問いたい。1)小さながんでもみつかればみんな手術になるとか、それが人情だとかいう論者もいますが、実際にそんなやり方がとられているのかどうか、確かめていますか?2)積極的な経過観察が…

野菜炒め

anond.hatelabo.jp 野菜炒めは、いかに鍋内に水を出さないかが重要。 家庭用だと火が弱いから、炒める量は少な目で、あまり混ぜない事。プロがガシガシ鍋振って混ぜるのは、火力が強烈だから。 焼き肉やバーベキューで野菜を焼くようにすると良い。軽く焦げ…

エレベータの開閉アイコン

こんな感じでどうでしょうか。 2018年3月12日追記:改良版

検診と「不安」と「安心」と過剰診断と

福島における甲状腺がん検診について、それには救命効果が認められていないので実施すべきで無い(中止すべきである)という事を説明した時、安心が得られるから継続する、と主張される場合があります。そして、他ならぬ、当該検診の検討に関わる重要な人物…

「過剰診断があるから甲状腺がん検診は止めるべき」、などと言うべきでは無い

もう何度も言っている事ですが、なかなか正されないので。 検診に限らず、医療的介入というものは、便益(ベネフィット)と害(ハーム)を比較して、おこなって良いかどうか、決められます。 具体的には、ベネフィットとして、病気で死ぬ人を減らすとか、坐…

菊池誠氏は説明すべき

再発率が高いというのは、要するに過剰診断だってことでしょうね https://t.co/p7jvaL1GfD— きくまこ(3/1 難波ベアーズ) (@kikumaco) 2018年3月1日 再発率が高いというのは、要するに過剰診断だってことでしょうね 菊池さんは、なぜ再発率の高さから、それが…

適切に選ばれていない患者の傾向からは、そして、後から検診の有無で分けた集団を比較するのでは、検診の効果を検討出来ない

あらまし mainichi.jp この記事の要点を箇条書きします。 NPO法人「3・11甲状腺がん子ども基金」が療養費を給付した甲状腺がん患者、の傾向を検討した 患者の内訳は、114人(福島県内84人、県外30人)であった。 アイソトープ治療を受けた患者…

紙と電子

電子書籍に較べて紙の本に温かみがある というような意見がありますが。それなら、 紙製のタブレットを作ると良いのでは?

ホメオパシーを批判する事

言及します。 ホメオパシーレメディには、それ自体に効果は無い、という所には諒解が得られるものと思います。ところで、ホメオパシー側は、レメディに効果が無い事を認め、それをきちんと説明しているでしょうか? 受ける側がプラセボだと知っていてもプラ…

それはニセ科学か。それは詐欺的か

これから示す問いについて、 答える事が可能か 答えられるとすればイエスかノーか 何故そのように答えられるのか これらをそれぞれ検討・考察してみてください。 ■ ゲーム脳はニセ科学か ゲーム脳は詐欺的か ■ 血液型性格判断はニセ科学か 血液型性格判断は…

“「あなたにはガンが見つかりました、ただ大きくなって症状が出るかわからないので経過観察します」は過剰診断回避策” であるのか

意味不明。「あなたにはガンが見つかりました、ただ大きくなって症状が出るかわからないので経過観察します」は過剰診断回避策でしょ。とにかくどんな癌も1cm未満の時代があるわけで、あんたらの言う通りゆっくり成長するなら、将来の発症者の多くが3巡目ま…

乳がんの過剰診断

このような発言を見かけました。 「ある乳がん患者さんは、最初に近藤先生に診療してもらったときはステージ2だったのですが、検査のみで経過観察しているうちに臓器に転移してステージ4という状況になって、僕のところへ来院しました」https://t.co/nYxMccT…

至当発見と過早発見と余剰発見

検診による疾病の発見の事を、早期発見と言う。 他の原因で死亡するまで、発見した疾病の症状が発現しない場合、その疾病を見つけた事を、過剰診断と言う。 早期発見、あるいは、早期発見の内、過剰診断で無いもの(つまり、症状が発現するものを発見した)…

診断閾値を高めているから過剰診断を抑制出来ている、という主張について

診断閾値を高める事によって、余剰発見(過剰診断)を抑制出来る、という主張を見ます。 実際、診断閾値を高めるのは、がんを見つけにくくする訳ですから、症状が出ない がんも見つけにくくし、結果的には余剰発見が抑制される事が期待出来ます。 ところで。…

林衛氏とsivad氏による印象誘導について

林衛氏とsivad氏が、私の主張について、推測を交えて言及なさっていました。 被曝した子どもたちを介入群と放置群に分けて追跡するような研究はTAKESANさんのいうとおり、たしかにありません。現行の福島甲状腺検査は、専門医のコンセンサスにもとづき、患者…

罹りやすさ、罹る期間、治りやすさ

重要なのは、罹りやすさと罹る期間を両方考える事。 風邪に罹った事が無い人というのは、ほとんどいないでしょう。つまり、極めて罹りやすい病気と言えます。 けれども、いま風邪に罹っている人が100%近いかと言われると、そんな事は無いでしょう。それは、…

増田:『若いもんは茶くらい入れろ』を見て

anond.hatelabo.jp 文章が稚拙で、主張が解りにくいですね。 たぶんこういう事を言っているのだろう、というのを箇条書きにしてみます。 ポットへの茶の補充や除湿機の用意を、仕事の出来るベテラン女性に任せず、若手が率先しておこなえ←タイトル 書き手(…

菊池さんに確認したいこと

閲覧専用のアカウントしか持っていないので。どなたか、菊池さんに質問してくださらないでしょうか。 https://twitter.com/kikumaco/status/906031933389324288 菊池さんのご意見について、検診を受けた人を分母とした時に(がんの診断数を分母とするのでな…

牽強付会の林衛氏――甲状腺がん検診のメリットデメリットをめぐって

??助かる人もいるが,過剰診断もあるということではなかったのではないでしょうか? だから,メリットとデメリットを比べようというのがウエルチらの議論ですよね。近藤誠氏なみの全否定??@NATOROM がん腫や検診によっては早期発見で助かる人がいるとは…

微小がんの経過観察は過剰診断を抑制しない

簡単な話です。 がんという診断をされたら、その がんは、将来症状が出るか出ない(出る前に他の原因で死ぬ)かのどちらかです。 ですから、その がんの内、小さいもの(微小がん:最大径1cm以下のがん)について、経過観察をおこなうとしても、がんと診断さ…

林衛氏の読み違い

「がんの経過観察」で過剰診断は防げない――林衛氏の誤り - Interdisciplinary https://t.co/zygMAnoFRyこのブログ氏は,ゼロまで減らせれば「防げる」,少数でもあれば「防げない」という意味で「防げる」を使っていらっしゃるのかな?— 林 衛 (@SciCom_haya…

がん検診の効果は一般に「生存率」では評価しない

NATROMさん経由で、「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法に、次のような記述があるのを知りました(強調やリンクは参照サイトのまま)。 diamond.jp 、「がん検診」などのように、特定の病気についての検査を行う検診には、寿命を延ばす因…

【試案】ニセ科学の構造

はじめに ニセ科学という概念について、改めて整理してみます。 他にあまり見られない方面からのアプローチだと思います。これは、菊池誠氏など、よく知られた論者が、ニセ科学に関する概念の整備を怠ってきたと私が考え、その怠ってきた箇所に関するアプロ…

「離散型データ」と「連続型データ」の言い換え案

科学の文脈における、データを採るあるいは測定するという概念と、確率変数概念との関係を勘案すれば、 整数型データ 実数型データ とでもすべきだと思います。