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検査

「ある検査は、病気である事を高い割合で判断出来る。」
というような話があった場合。
こういう時は、極端に考えてみるのが一つの手。
つまり……まず、病気である事を高い割合で当てる、というのは、「病気を持っている人が陽性になる」事と解釈される、と考える。で、「病気を持っている人が陽性になる可能性」を高くするにはどうするか、と考えていくと……。
「検査を受けた人全てが陽性になる」検査を行えば良い。
そうすると、病気を持っている人は必ず陽性になる。100%だ。
けれど、どこかおかしい。
そう。この検査だと、「病気で無い人も全員陽性になる」。これでは検査として役に立たない。
重要なのは、病気である人が陽性になる割合だけで無く、病気で無い人が陰性になる割合だったり、「陽性であった人が病気を持っている割合」「陰性であった人が病気を持っていない割合」「陽性であったのに病気を持っていない割合」「陰性であったのに病気を持っている割合」だったりする。
割合を考える時には、何の何に対する割合か、というのをよく意識する。この検査は的中率○○%である、といった話があれば、その的中率とは何を意味するのか、と考察していく所から始まる(最初に曖昧な文を書いて、「と解釈される、と考える。」と前提したのは、日常的な表現を含んだ文や発言は、色々に解釈される可能性がある、というのを示したかったから)。