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サンプル数・母数・がんそうかん

サンプル数・母数

日本統計学会公式認定 統計検定1級対応 統計学

日本統計学会公式認定 統計検定1級対応 統計学

  • 作者: 二宮嘉行,大西俊郎,小林景,椎名洋,笛田薫,田中研太郎,岡田謙介,大屋幸輔,廣瀬英雄,折笠秀樹,日本統計学会,竹村彰通,岩崎学
  • 出版社/メーカー: 東京図書
  • 発売日: 2013/04/08
  • メディア: 単行本
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この本のコラムに、サンプル数母数について載っていました。
そこでは、はっきりと、標本の大きさ(サンプルサイズ)の意味でサンプル数を使うのは間違いであると書かれていました。なんでもその部分の筆者も、標本の大きさの事をサンプル数としていて訂正されたのだとか。
また、母数についても書かれていて、母集団の大きさの意味等で母数が使われる場合があるがそれは誤用だと説明されています。たとえば、有権者の意見を知りたい時に、有権者全体の数を母数と表現するのは誤りだ、という事ですね*1。尤も、母数を広く母集団の特性を表す言葉だとすれば、母集団の大きさも母数と表現出来ない事も無い的な話も書かれていましたけれども*2
ともかく、統計検定の位置付けを考えると、それの公式テキストにおいて上のような説明が書かれたのは、それなりの意味を持つものと思われます。
ところでこれは余談ですが。
サンプルサイズの意味でサンプル数を使うのが、統計用語の誤用のTOP3に入るのではないか、とこのコラムでは書かれています。さて、その評価は果たして統計的なものなのかどうか。

がんそうかん

初歩の心理・教育統計法

初歩の心理・教育統計法

この本を見ていたら、面白い用語が載っていました。
前のエントリーでも紹介しましたが、疑似(擬似)相関見かけの関連という言葉があります。それは、関連(や相関関係)があるが因果関係には無いという事を(多くは)意味する統計の用語です。
で、ここで紹介した本では、この概念(見せかけの相関)を、贋相関と説明しています。これは初めて見ました。WEBで検索しても出て来ません。他に同じ言葉を使っているものがあれば、教えて頂ければ幸い。

*1:え、それ間違いなの? と思った方は、統計の教科書を参照なさいますよう

*2:その意味では、単に分母の意味で母数を用いる、という流れで、サンプルサイズの事を母数と言ったりするのは論外となるでしょう――そもそも母集団の話では無いのだから