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【メモ】至適基準

※強調は引用者による
塚本内科消化器科/新しい消化器内科とは

一つ目は、診断研究である。正確、精確、簡便、侵襲が少ない、使いやすいといった種々の意味でより「よい」診断方法が開発された場合に、病理診断などの至適基準(gold standard) と呼ばれる正診に対してどのくらい一致するかを、感度、特異度といった指標を用いて調べる研究である。
国立がん研究センター がん対策情報センター 山本精一郎(やまもと せいいちろう)

EBPT の実践― Evidence をとおして今何が必要なのかを考える―(PDF)

数ある検査の中でも,確定診断のために必要な基準を満たしているものを至適基準(ゴールドスタンダード)と呼ぶ4)。例えば,アルツハイマー病における死後の剖検,癌の生検による組織検査,半月板損傷の関節鏡検査などがそれにあたる。ただし,至適基準が必ずしも明確(統一)ではないものもあり,注意が必要である。

至適基(gold standard)―科学的根拠に基づくがん検診推進のページ ※ページタイトル部分の「至適基」をそのまま引用した

至適基準
(gold standard)

新しい検査法を評価するときに、比較の基準になる方法や手段を指す。たとえば検査法の感度を評価するときに、至適基準として、同時に行った別の検査法(たとえば便潜血検査を評価する場合の全大腸内視鏡検査)とする場合や、がん登録で罹患を把握する場合、あるいは生検組織や剖検診断とする場合がある。至適基準自体の正確性が異なるので、単純に感度だけを比較するのではなく、至適基準をどう定義したのかに着目する必要がある。

あいみっく 医学統計学シリーズ 第5回 診断の統計学 森實敏夫(PDF)

 また、EBM(Evidence-based medicine)の普及によって、感度(sensitivity)・特異度(specificity)という言葉が、広く理解されるようになって来た。感度はある至適診断基準(gold standard)あるいは参照基準(reference standard)で診断された患者群における、陽性率である。特異度は、至適基準によって、その疾患がないと診断された者における陰性率、すなわち、1-偽陽性率である。

診断に関する研究の論文執筆ガイダンス STARD−その2 ※スライド6を参照

Reference Standard
•参照基準
Gold Standard ゴールドスタンダード 至適基準
•=その疾患のある者とない者を判定する方法
•対象者の全員が参照基準で疾患の有無を判定される。それが無理な場合は、Composite reference standard 複合参照基準( A-positive or B-positive or C-positive)を用いる場合もある。

HULINKS | SigmaPlot ユーザーガイド | 12.7.21 ROC Curve Analysis

疾病があってもこの検査で正常とされる人の数と、本当に疾病がない人の総数の割合 (「至適基準 (gold standard)」の手法として知られています) が真陰性率 (特異度) です。

一般社団法人 日本消化器がん検診学会【用語集】

至適基準 gold standard
診断の最終的な根拠になるもの.例えばX線診断や内視鏡診断の精度評価には病理組織診断が至適基準として用いられる.
【同】黄金律

臨床研究デザインと医用統計の実践法入門1(PDF)※丸囲み数字を変更

妥当性の評価
既に真の値を測定できることがわかっている確立した方法で測定された結果=標準値(至適基準)Gold Standardと比較することで評価する

Beginners' Training Sheet for Diagnostic study(PDF)

 gold standardとは,必ずその疾患の有無を見分けることができる診断法である.研究対象となる診断法がその疾患を診断するのに適切かどうかを検討するためには,PICOのC(Comparison)にgold standardを用いて,患者が真にその疾患に罹患しているかどうか,正しく確認されなければならない.仮に2つの診断法の優劣を比較したい場合には,直接比較せず,2つの診断法の各々についてgold standardに対する正確度(感度・特異度,尤度比)を測定し,その結果を比較すべきである.
 しかし,真実は神のみぞ知るものであって,gold standardは現実的には存在しない.したがって,gold standardの代わりに,既存の診断法の中でもっとも正確だと考えられているものを採用して研究が行われる.これをreference standardと呼ぶ.Reference standardとして用いられる診断法は単独のものとは限らず,正しい診断を下すために,複数の診断法の組み合わせや複数の人によるコンセンサス,さらに疾患の有無を判断するために専門家の判定が必要な場合も多い.
 論文中には,残念ながらgold standardの文字はないことが多い.基準となる診断法についての記述は比較的簡単に見つけることができるので,その診断法がgold standardに近いかどうかを判断するとよい.
 なお,しばしば“golden standard"という語が用いられるが,誤りである.“gold standard”が正しい.
※引用者注 この引用部分の強調と下線は原文のまま(下線は u タグで施した)。

▼牧本ら『疫学・保健統計』(P58)

至適基準
Gold Standard
とも呼ぶ。測定したいものの真の値を知る方法があるか,あるいは現存の測定方法のなかで最も良い方法だとみなされているものをさす。この場合,水飲テストが嚥下障害を正確に判定できる方法だと仮定し,その結果を最もよく予測できる調査票を見出そうという検討を行なっている。

引用部中のこの場合は、在宅高齢者のための嚥下障害リスク評価に関する尺度開発を指している。そこから引用。

至適基準には 3 oz 水飲みテストを用いた。

GOLD STANDARDの意味 - 英和辞典 Weblio辞書

GOLD STANDARD
至適基準,ゴールドスタンダード

 1.一般医による専門的行為の最適な形態や手順,結果を表す語.しばしば総合診療において,医師間で十分に専門的な標準とみなされたものを指す.それは,ケアの質を評価する際に,その形態や手順,結果を比較する基準としての役割を果たす.
 2.健康問題の存在の証拠を決定づけるための診断手技.

統計数字を読み解くセンス: 当確はなぜすぐにわかるのか? - 青木繁伸 - Google ブックス

 以下では、“正常群(健常群)”と“異常群(疾病群)”が確定している集団〔これを至適基準(gold standard)と呼びます〕において、ある検査の測定値に基づいて判定する場合を考えましょう。