対数正規分布風。

右に裾を引いた分布になっているのは(ところで、連続量なのに何でヒストグラムでなく棒グラフなんだろか)、使う芋の長径が20cm程度の品種で(多分、これはとても重要な要素)、それをカットしたものがそのまま破壊されずに残ることは確率的に稀であることを反映しており、破壊に至った物は5cm程度の長さになりそこにピークを作るため。
みたいなことを考えたけど、そもそも、5cmくらいの長さの割合が大きいというのは、どうも経験的に納得いかないものがあるのであった。いや、長い物は印象に残りやすいという心理学的メカニズムが働いているのだろうけど。
情報として欲しいのは、カットの仕方と、カットから揚げるに至るまでにどのような破壊が起きやすいか、といった所か。マッシュにしてから整形する、というやり方もあるようだが、調べてみると、カット→冷凍、ということらしい。それに、つぶしてから形を作るのであれば、相当尖った(分散の小さい)正規分布状になるだろう。たとえば、シート状にして裁断、という工程だったりすると、平均的な長さより10cmも長いのが出現するのは、工業製品の製造の仕組みからしてちょっと有りそうにない(いや、そもそも作り方を知らないから適当)。
切った生の芋はかなり脆いので、工程のどこかで四等分程度に破壊されやすい、みたいな力学的理由があれば、分布を生む機構の説明が出来たりしてね。ここに、材料や構造のプロの知見が重要であることが分かる。
また、・カット時 ・冷凍時 ・揚げた時 のそれぞれの時点におけるデータでの分布があれば、各分布のかたちを比較して、どこで何かが起きているか推測出来て面白いかも知れない(たとえば、カット時と揚げた時では平均値に大きな差があったりすれば、その工程の間で破壊が起きているとみなせる、とか)。
さあ、業務スーパーに行ってシューストリングを買ってくるんだ。