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真の割合と発覚した割合――保有と発生

現在、(時点)有病割合と呼ばれているものは、ある時点における、全体に占める病気が発覚した人の割合である。

本来有病割合で表したいのは、病気を持った人の割合そのものであるが、

  • 有病期間が長い
  • 有病期間のばらつきが大きい
  • 広く検診がおこなわれない

などの条件がある場合、真の割合発覚した割合に乖離が生ずる。
広く検診がおこなわれない疾病の場合には、症状が出て発覚するのが主であり、それが統計数値として記録される。有病期間が長ければ、症状が出現するまでにも長い期間が掛かり、場合によっては、症状が現れる前に他の原因で死亡する。従って、ある時点での(実際的に時点は不可能なので、なるべく短い期間、とする)医療記録を参照して有病割合を推定しても、真のそれとはかけ離れる可能性がある。病気を持っているのに症状が出ない人が多くいるかも知れないからだ。

累積罹患割合とは、一定期間中に新たに疾病に罹患した割合を表す概念である。ここで、新たにという所に注意する。であるから、記録時点で病気に罹っている人は除外する必要がある。記録開始時点での有病割合と、一定期間の累積罹患割合を合わせたものは、期間有病割合という別の指標である。
また、ここでの罹患を一般的に発生とし、その累積割合を考えて、リスク(危険):累積発生割合とも言う。

累積罹患割合も、対象の疾病が、先に挙げたような性質を持っていれば、真の値とかけ離れる可能性がある。たとえば、一年間に新たに、医療機関を受診して発覚した疾病が記録され、それを一年間の累積罹患割合と看做すと(多くは罹患率と表現されるが、厳密には異なる指標)、診断可能な時点から症状が出るまでの期間が10年以上もあるような病気であると、正確な値は出にくい。症状が出るまでに別の原因で死ぬ場合なども、乖離を生ぜしめる要因である。

有病期間が長く、別の原因で死ぬような場合は、死後の解剖(剖検)によって発見される、という事実によって確かめられる。

対象の病気が、有病期間が短くて、罹ってから症状が出るまでの期間も短く、その病気の診断性能が高いのであれば、その疾病の累積罹患割合は、ある程度、真の値に近いであろう。しかるに、ある種の がんなどは、有病期間が長く症状が出にくいために、真の値の推定は難しい。

そのような難しい対象の疾病に対し、何らかのきっかけで、積極的に、病気に罹っているか調べるという事がおこなわれたとしたらどうか。
そういう場合、それまでに知られてきた統計数値と、新たに得られたデータから求められた数値とが、大きく離れてしまう事が考えられる。

そもそも症状が出にくいものに対し、症状が出ない内に見つける――これを検診と言う――のだから、診断の性能が高ければ真の値に近づくはずであるが、それまでに発覚したものは、主に症状を呈して見つかるのが記録されたものであるから乖離が生ずる、という論理である。

このような理由から、私は、事情に明るく無い人の事も考え、

  • 発覚保有割合
  • 発覚発生割合

などのような表現の使用を検討する事が重要であると考える。ここで、保有は有病を、発生は罹患を、それぞれ、より一般的に表現したものである。また、発覚は、実際に見つかったケースという事を強調し、真の値と異なる可能性がある含みを持たせるものである。

このように考えれば、たとえば甲状腺がんのような疾病は、それまでに得られていた発覚(累積)罹患割合は、主に症状を呈して見つかった割合であるが、それが、地域に住む一定層の全員に検診をおこなう事を企図して判明した発覚罹患割合と乖離しており、そこに疾病の有病期間などが関係しているのではないか、というように整理する事が出来る。

“菊池誠を筆頭とする最近の「右傾したニセ科学批判人士」たちが安倍昭恵のトンデモぶりに言及したがらない” のか?

「安倍昭恵、反社会的勢力との接点 元組長と原発20キロ圏内侵入、いわくつきビルでゲストハウス運営」(週刊新潮) - kojitakenの日記

単に「叩けば埃が出まくる」程度のにとどまらず、その埃がことごとく真っ黒な色をしていることが安倍昭恵という人間の大きな特徴の一つだろう。もう一つの大きな特徴は「トンデモ」人士であることだが、菊池誠を筆頭とする最近の「右傾したニセ科学批判人士」たちが安倍昭恵のトンデモぶりに言及したがらないことは不思議でならない。

※本記事では、強調は全て引用者による

昨日採り上げた例より、少し複雑ですね。主張を分解してみると、

これを、

誰が
菊池誠を筆頭とする最近の「右傾したニセ科学批判人士」たち
何を
安倍昭恵のトンデモぶり
どうしているか
言及したがらない

このように整理します。

誰がは、菊池誠を筆頭とあるので、菊池さんを要素と看做している、と言えますので、まず菊池さんの発言を検討すれば良いでしょう。

次に、何をは、安倍昭恵のトンデモぶりという事だそうです。トンデモぶりとはそれほどはっきりしないものがありますが、具体的に菊池さんの発言を見ていく事にします。

最後、どうしているかは、言及したがらないとの事。これは、言及しているのを示せば良いですね。批判とかでは無く(こういう批判をしていないではないか、等では無い)言及なので、より広い意味合いです。参照:言及とは - Weblio辞書

ちなみに、最近は、人の集まりに掛かっていて、時期には掛かっていない、と読めます。

では見ていきます。時系列昇順

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安倍昭恵という人はニューエイジのトンデモさんだけど、

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安倍昭恵はオカルトの人だからね、という話は大昔にしている

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安倍昭恵は基本的にニューエイジでオカルトの人だからな

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安倍昭恵は完全にオカルトの人だよね

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ただのニューエイジのオカルティストかと思ってたけど、それだけではないのかもしれない。

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問題は地雷の安倍昭恵さんでしょうか

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まあ、地雷は地雷だよ

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安倍昭恵ばりばりのニューエイジャーなんですよ。

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、要はそれが政治に影響しないのであれば、「回りを振り回す困ったニューエイジャー」にすぎないわけやね。

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僕は安倍昭恵さんのようなタイプはめちゃ苦手。ニューエイジャーは基本的にだめ。絶対に話したくない。

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僕は安倍昭恵さんを非常識なトンデモさんとみなしていますし、いろいろやらかしていそうだと思ってますけれども、

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彼女は単なる軽薄なニューエイジャーに過ぎない

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それから、誤解はないと思いますが安倍昭恵さんに対する僕の評価は最低です。

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こんな感じです。ここまでは、直接安倍昭恵氏の名前を出しているものを集めました。トンデモで何を指すのか、という問題はありますが(菊池さんは、ニューエイジャーを批判的な意味合いで用います)、菊池さんのいくつかのつぶやきには、そのままトンデモと書かれています。これらの例だけで、

菊池誠を筆頭とする最近の「右傾したニセ科学批判人士」たちが安倍昭恵のトンデモぶりに言及したがらない

この主張への反例足り得る、と思いますが、続いて、いくつか資料を示します。

ここからは、時系列に沿いません。

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水からの伝言」信奉者なので本気

これは、安倍昭恵氏を指しています。

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配偶者のかたが超危険人物ですからね。

配偶者とは当然、安倍昭恵氏の事です。※参考資料:御堂岡啓昭氏の認識 - Interdisciplinary

この他、kikulogのコメント欄でも言及されていたはずですが、Wayback Machineで漁ってもちょっと掘り出せませんでした。

以上のようです。これで、冒頭で引いた発言への反論は出来たと思いますが、いかがでしょうか。

2017年4月16日追記:

言及先の新しい記事に、次のように書いてありました↓

d.hatena.ne.jp

私は「言及したがらない」とは書いたが「言及しない」とは書いていない。記事を書きながらやった行為は、Twilogではないが、Wikipediaで「菊池誠 安倍昭恵」で検索して、ああ、菊池誠安倍昭恵のトンデモぶりに時々言及してはいるけれど、その頻度が少ない上に、頻繁に「安倍昭恵さんは私人ですからね」と書くなど、安倍昭恵による国政の私物化を免責するなど、どう考えても安倍夫妻側に立っているとしか思えない態度を問題にしている。

言及したがらない頻度の問題として、その評価が主観に基づいたものであれば、これはもう、何とでも言えてしまいますね。言及しているが言及したがらないという事でしょうか。したがらないとは、動機と言うか心理的な部分だから、それを判断するのはそう簡単では無いと思うのですが。