パルワールド曲線

議論が起これば起こるほど知名度が高まり、気にしない人は拘らずに購入するからか、驚異的な売上の伸びかたですね。一定のクオリティが保たれていれば、この情況がしばらくは持続するのでしょう。

権利的や道義的な問題は難しいので、収拾がつかないですね。コンピューターゲームが構造的にマルチメディアで、意匠面や音楽面、いわゆるゲームシステムなど、要求される視座が多方面にわたりますから、似てる、という観点から話をしようとしても、何が似てるのか、をきちんと共有しておかないと、噛み合わない訳ですね。これまでの事例、たとえば原神にしろウマ娘にしろクラフトピアにしろそうです。パルワールドの場合は、またやったな、しかもまた任天堂か、と思われる事が起こったのがポイントなのでしょうけれど。

こういうのは、直感に基づいたやり取りではいかんともしがたく、法律等の高度に専門的で、蓄積された知見を参照して議論を展開する必要があるから、おいそれとは語れない分野であります。

なぜ多くの人が似ていると認識するか、は心理学的や認知科学的に面白い現象ですが、関連はしつつも、それはまた別の話ですね。