2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

《基準》の性能

感度や特異度の話を解っている前提です。 指標はいつものこちらを↓ screening.iaigiri.com 新型コロナウイルス感染症の検査について議論する際、検査性能を評価する各種指標を理解するのが重要だ、というのは、私も前の記事で触れた通りです(主旨は、過剰診…

《過剰診断(余剰発見)》と《偽陽性(誤陽性)》は違います

新型コロナウイルスによる感染症の議論に絡んで、検査に関する専門用語が話題に上っています。感度や特異度などですね。疾病の検査を受けるのは、私たち非医療者にとっても身近の事ですので、それにまつわる専門用語を理解するのは、とても大切だと思います…

【メモ】ニセ科学(ニセ医学も)

メモ。整理・準備用。重複あり ニセは科学にかかる ニセは成り立たないやあり得ない。あるいは間違っているなどを包含する訳では無い ニセ医学でも同様に成り立つ(ニセは医学にかかる) 医学は正しいに包含されない。ニセの医学は成り立たない事を包含しな…

自分とマスク。エビデンスとコミュニケーション

実は私、マスクを常備し毎冬着けています。 ただ、それは感染防御が目的では無く、冷気に口鼻が曝されると調子が悪くなるからです。鼻や喉の症状ですね。血管運動性鼻炎と診断された事もあります。 そういう事情ですが、外からは、いつもマスクを着けている…

マスクと感染症防御まわりの議論の観点

医療者やマスメディアによる発信 マスクと感染症防御のはなしです。 医療者やマスメディアなどが関連の記事を出し、それが反響や議論を呼びます。たとえば私が最近読んだのは、次の記事です。 kaigyou-turezure.hatenablog.jp ↑開業医のかたによる、新し目の…

甲状腺がん検診を理解するために

www3.nhk.or.jp 福島における甲状腺がん検診に携わった鈴木眞一氏が、福島でおこなわれたシンポジウムで講演した、というニュースです。 そこで鈴木氏は、 鈴木主任教授は、「これまで治療した症例に過剰診断がないとまでは言い切れないが、極めて限定的であ…