「科学を装ってすらいない」と言ったから

先日のエントリー(水伝は科学を装っていない?――江本勝達はこう言った - Interdisciplinary)の続き。

あらすじ

先日まで

  • 水伝は科学を装ってすらいない。ただのポエムだ、と言う人がいた
  • 水伝の提唱者である江本勝氏が、科学を装っている、という証拠を私が(改めて)提出した

今回
件の、水伝は科学を装ってすらいない、それはポエムだ、と言った人が、私のエントリーを紹介されて、

  • ニューエイジの典型だろう
  • 彼らにとっては量子力学は科学では無いのだろう
  • 彼らには量子力学は神秘的なものだと見えているのだろう
  • 量子力学は不思議な世界だからそう見えても仕方無かろう

と言った

いわゆるニューエイジ系の典型的な方なのでは。ポエムです。そもそも文意をとることすら大変困難です。彼らにとっては量子力学は科学ではなく、なにか神秘的な物に見えているのでしょう。ある意味とても不思議な世界ですから、そう見えてもしかたがないし。 @HRHSKYM
http://twitter.com/pririn_/status/564298021228130304

量子力学をどう捉えていても

別に、江本氏が量子力学を神秘的なものと捉えていても、それはいいのです。ここで話をしているのは、水伝(江本氏)が科学を装ったかどうかなので。
だってそうでしょう。ニセ科学的なものを主張する人が、科学を科学として認識していなければならないという道理はどこにもありません。
しかも、前のエントリーで再録した内容では、別に江本氏らは、量子力学だけについて言及していたのではありません。臨床研究によって再現性が得られた、という事も言っているし、そのものずばり科学的証明とも言っているのです。

多義的でも

もし仮に、江本氏が、自分がやっている事がポエムであると本気で認識したとしても構わないのです(本当の所がどうかは知る由も無いし知る必要も無い)。

別に、
ニセ科学∧ポエム
であってもおかしくは無いのです。ポエムの定義は何なのか、という話でもありますけれどね。
思い出してみて下さい。私が採り上げたつぶやき( http://twitter.com/pririn_/status/562394103124480000 )で pririn_ 氏は、
科学を装ってすらいないと思うんです。
と発言しています。つまり、
科学を装っていない かつ ポエム
と主張しています。それに対して私は、
江本氏らは科学を装っている
事を示したのです。ですから、
江本氏らの主張がポエムでもある
かどうかは、ある意味どうでも良いのです。
江本氏らは、誰でも確認出来る、出版物というもので、科学という語を使ってしまっているのですから。ものすごく解りやすいかたちなのです。