完全ワイヤレスイヤホンを使う時に困る事
ずばり、
イヤーピースを純正以外にした場合に充電ケースに収納出来ない問題
です。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)を充分に効かすには、前提として、イヤーピース等での遮音(パッシブノイズキャンセリング)が必要なので、純正品が合わなければ、イヤーピースをまず変更する所から始めます*1。
で、色々探して、良い感じに耳に合うものが見つかったとして、よくあるのが、
充電ケースに入らない
場合です。大抵のケースは、純正品を付けた状態でぴったり合うように設計されているので、それより大きいイヤーピースを付けると、上手く収納出来ません。充電端子が合わない、ケースが閉まらない、等が起こります。
そうすると、しかたが無いので、耳に着けるまではイヤーピースを外しておいて、装着する時には改めてイヤホンに付ける、みたいな運用になりますが、これがなかなか面倒。ステムに綺麗にはまれば良いですが、それも良く合うとは限りませんからね。Jabraなどで、ノズル口の形状が楕円状になっている物は、かなり付け辛いです。
この話、不思議なのです。だって、イヤーピースを替えるのって、よくある事ではないですか。耳の形状など千差万別。むしろ純正品がぴったり合うほうが珍しいはず*2。なのに、あまりそれが考慮されていない。イヤーピース収納部を大きめにするなどの設計の方針にしても良さそうなのに、といつも思います。
私が購入したイヤホンの中で、この問題に対応しているのを謳っている製品は、M-SOUNDSのMS-TW11だけでした。
ワイドイヤーピースホール採用
別売のイヤーピースに付け替えたイヤホンでも収納できるように、充電ケースの左右イヤホン収納部のイヤーピースホールの体積を1.5倍※大きくしました。
Sony、Jabra、JBL、Ankerなど、色々のメーカーの物を持っていますが、いずれもイヤーピース収納問題については特に考慮されておらず、パッシブノイズキャンセリングの機能と共に、イヤーピースを付けたまま綺麗に入るか、を見ながら選んでいます。私は特に、長尺(骨伝導ノイズの軽減のため)の、ウレタン等のソフトフォームイヤーピースを好むので、この問題がダイレクトに影響してしまうのです。
私以外でも、この事を気にするユーザーは結構いるのではないかと思うので、メーカーには対応を期待したい所です。