論理とか実証とか効果とか方法とか
この*1方面における総合的な視座を得るために、次の二冊を読む事を推奨します。
- 作者: T・シック・ジュニア,菊池聡,新田玲子,L・ヴォーン,Jr. Theodore Schick,Lewis Vaughn
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 2004/09
- メディア: 単行本
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かと言って簡単な本でも無いでしょうが(この種の本で簡単を求めてもしょうが無い気もしますが)難しいけれど面白い。読み応えがあってなかなか先に進まないが止まらない、というのが良い本だと思っています。
前のブログで本書を紹介したエントリー⇒SEARCH: Interdisciplinary
続いて↓
- 作者: サイモンシン,エツァートエルンスト,Simon Singh,Edzard Ernst,青木薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/01
- メディア: 単行本
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要するに、医療の主流派は、ホメオパシーについてもその他どんな治療法についても、逸話は(人間の患者に関するものであれ、動物の患者に関するものであれ)、治療法を支持する根拠としては不十分だとして認めない。逸話をどれほどたくさん集めても、しっかりした科学的根拠にはならない。科学者がよく言うように、「逸話の複数形はデータではない」のだ。
*1:どの? と思う人以外を想定したエントリー