続・経過観察

前の記事では、経過観察を、

  • がんを見つける前の経過観察
  • がんを見つけた後の経過観察

に分けましたが、これは、表現を変えると、

  • 結節・のう胞の経過観察
  • がんの経過観察

とも言えます。また、もう少し細かく見ると、福島の甲状腺がん検診では、ゴールドスタンダードは、手術後の病理検査ですから、厳密に言えば、がんの経過観察は出来ないとも言えます。何故なら、処置しないと、がんかどうか判らないから。したがって、更に表現を細かくするならば、

  • 結節・のう胞の経過観察
  • がん疑いの経過観察

とする事が出来るでしょう(福島の場合、悪性疑い)。

実際、手術した結果、良性が1例ありました。これは、悪性疑い(精密検査陽性)が、実際には がんで無かった(精密検査での誤陽性)であったのを示しています(誤診では無い)。

突き詰めると、このように、様々の部分について、詳細に検討が出来る訳です。