血液型の妖精と血液型のアニメ
「血液型くん!」アニメ
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ついたブクマの一つ↓
nekoluna 厚労省のけんけつちゃんも 血液型別に性格が設定されてるんだがそっちは非難されない不思議 2013/03/08
「厚労省のけんけつちゃん」⇒けんけつちゃん:けんけつちゃんの仲間たち|厚生労働省
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についたブクマ⇒はてなブックマーク - 厚生労働省:けんけつちゃん:けんけつちゃんの仲間たち
ついたブクマの一つ↓
これらが、シンプルな疑問なのか(理由を考えていない or 考えたが不明)皮肉なのか(何で一方には噛み付かないの?という)批難(ちゃんと両方叩けよ、という)なのかよく解りませんけど、nekolunaさんの認識はともかくとして(で、ご自分はどう思ってるんですか?とは感じたけど)、実際、「どのように異なっているのか(あるいは異なっていないのか)」を考えるのは興味深い事だと思ったので、検討してみます。補足:ヘタリアがどういう件か把握していませんので、ここでは血液型くん!との比較のみ論じています。
あ、その前に。(批難しない事の)考えられる理由の一つとして。
「知らないものは批判のしようが無い」
というのもありますので。当たり前ですが。
血液型くん!のサイトには、
「血液型くん!」を通し、血液型別の性格、長所や短所、恋愛やライフスタイルなど、血液型別の傾向と特徴がぜ~んぶわかる!
こう書いています(説明が全部画像ファイルというのが……)。要するにこれは、現実の世界の性格判断とリンクしている、という宣言な訳ですね。自らそう言っている。
対して、けんけつちゃんは、血液型を擬人化ならぬ擬妖精化し、その性格を設定している、に留まっている。キャラの性格設定という以上の事を、少なくとも表向きは言っていない訳ですね。
で、この事を、批判する/しない を判断する基準としての差異と考えるかどうか、という話で。血液型を擬人(もしくは、性格を持つ概念)化する事自体を、血液型性格判断や性格分類を想起させる設定であると評価し批判の対象とするのならば、当然、けんけつちゃんも批判に値するものと看做せます。あるいは、そのキャラの性格設定が、現実の性格判断に則っているかが重視される、というのもあるかも知れません(その方面の事を書いている方も⇒こうしや by おかたづけ牧場:# エコハちゃん・・・けんけつちゃんに似て・・・)。
けんけつちゃんは、ABO式血液型を擬妖精化したキャラに加え、リーダーとしてチッチというキャラがいて、チッチにも性格が設定されていますね。いつもみんなのことを第一に考えるがんばり屋さん
(けんけつちゃん:けんけつちゃんって?|厚生労働省)だそうな。少なくとも、性格設定が明示されているのは、4キャラのみでは無い、と。
けんけつちゃんのサイトには、私も2009年にブックマークしていますが、タグを「血液型性格判断?」としています。その時も確か、上に書いたような事を考えたのだったように思います(あまり憶えていない)。これだけでは何とも言えないなあ、というように考えたんじゃなかったかな。
けんけつちゃんの方も、血液型くん!のようにあからさまな事が書いてあったら、ものすごく批判されたのではないかと想像します。厚労省がそんな事すれば……という感じで、より強く。けれど、さすがに厚労省がそこまでの事(現実の性格判断に結びつけていると容易に判断出来そうなものを書く)はせんだろう、みたいな見方もあるかも。
私がけんけつちゃんを知った当時に批判しなかった理由は、「血液型を妖精化して性格設定している」という以外の、血液型性格判断と結び付きそうな情報が見当たらなかったから、と言えるかなと思います。だから厚労省を批判しなくても良い、というのでは無く、その時に自分はこう考えた、て事で。別に、厚労省だから批判しなかった、というのは無いです(むしろ私は、そういう組織がおかしな事やってたら強く批判する方だから)。