メモ:生存割合と死亡割合
もしかすると、尾道方式(と言うか、ガッテンについて)について書くかも。
参考資料としてメモ。
- 作者: シッダールタ・ムカジー,田中文
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (7件) を見る
つまりわれわれの検査は、さらなるハードルを乗り越えなければならないということになる。「生存率」ではなく「死亡率」を改善しなければならないのだ。ホープの受けた検査がほんとうに有効だったかどうかを判定する唯一の適切な方法は、ホープがプルーデンスよりも実際に「長く生きたかどうか」を調べることだ。もしホープが二〇一〇年まで生きたとしたら(プルーデンスよりも一〇年長生きしたら)、検査は有効だったとわれわれは堂々と主張できたはずだ。しかし、実際には二人の女性は同時に亡くなったために、スクリーニング検査は無効だったと判定せざるをえない。
上記引用文は、がん検診の有効性を説明する箇所。この前に、生存期間の比較ではリードタイムバイアスが生ずるので良くない、という事が書かれている。