標本空間の要素 =「根元事象」?2
続きです。
良い資料がありましたので、ご紹介します。
この資料に、次のようにあります(強調引用者)。
後に見るように,事象は全事象の部分集合である.その意味では単純事象のみが Ω の元であって集合ではないのは,用法として一貫性を欠いている.ここでは慣例に従ったが,本来は Ω の元ではなく Ω の元の単一集合を単純事象とよぶべきであろう.
まさに、私が疑問に思った部分についての言及です。ちなみに、資料では、赤攝也氏の本を参照しているので、確率事象の概念も用いられています。まだ勉強中なのでぼやけていますが、事象(標本空間の部分集合)全てに確率が定義出来る訳では無いので、標本空間の部分集合をまず事象と定義し、その内確率(測度)が定義出来るもの(σ-加法族の要素、で良い?)を確率事象と呼ぼう、と約束すると、見通しがよくなる、という事かと思います。