【メモ】複数回検査の結果

メモなので、コメント欄も含め、追記的に書き込んでいきます

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28日にRT-PCR陽性→30日に3カ所でPCR検査を受け全ての検査結果が陰性。との事。

無症状者で、周りに感染者がいたのでは無いのに、数日間で4回の検査をおこなうというのは、あまり例が無いのではと思います。この結果をどう考えるか。

医師団は結果と無症状や経過を総合的に考慮し、最終的な評価を誤陽性としたようですが、単純に検査結果のみについて検討するのも、興味深い所と思います。

理論的な可能性としては、正陽性→誤陰性―誤陰性―誤陰性 であった事も、当然考えられます。むしろ、無症状者への検査の感度は低いと前提するならば、そのほうが自然と言うか、当然とも言えます。実績としての特異度の高さなども考え併せると、実は誤陰性が連発されたと想定するのは、別におかしな事では無いでしょう(非保有者に陽性が出る蓋然性が極めて低いため)。

もし感度が高ければ、同じような結果の出る蓋然性は、だいぶ低くなります。記事からは、3カ所でPCR検査としか書いていないので、詳細は不明ですが、たとえば、検体をどこから採るかにも感度は左右されるでしょうし、術者の心理に、前の検査結果がバイアスを生ぜしめて、手技に影響を与える可能性もあります(どちら方向かは解りません)。

少なくとも、この事例をもって、実は誤陽性例は結構あるのだと現時点で評価するのは、早計に思います。これまでの誤陽性例は、検体のコンタミネーションや取り違えなど、原因が明らかでしたが、内村選手の場合は、周りに陽性例が無い事もあり、なぜ誤陽性になったのか、が想定しにくいかも知れません(もちろん、正陽性であるという想定もしにくくなるでしょう――行動範囲で罹患力が高いという仮定が出来ない)。

追記:もう少し詳しい内容の記事↓

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検査指標について不案内なかたは、下記ページを参照ください。※をそのままと読み替えてください

screening.iaigiri.com