《こどもを甲状腺がんの過剰診断から守る医師の会》からの反応

interdisciplinary.hateblo.jp

上記の記事にて言及したこどもを甲状腺がんの過剰診断から守る医師の会から、twitter上でリアクションがありました。内容は次のようです。

Twitterでは他の方の見解を紹介するだけで自らの見解を出し議論していくことはありません。との事ですが、特に(直接的にやり取りするという意味の)議論を求めてはいませんし、twitterアカウントの運営はそれぞれ組織のポリシーがあるでしょうから、それにとやかく言いません。そもそも、どこで見解を出すべきだ、というような事も書いていませんし。

それはともかくとして。私が掲げた質問は、甲状腺がん検診の実施を判断するのにクリティカルな部分についておこなったものであり、それに関する組織としての何らかの見解を提示するのは必要な事であると考えます(場所は問わず)。その意味で、

過剰診断の割合の推計については高野先生がそのうちご自分のホームページで論考を出されるそうです。

と書かれていますので、そこに注目したいと思います。

ところで、私は3つ質問をしましたが、見落としで無ければ、質問3へのリアクションは無いようです。質問を再掲します。

  • 福島での集団甲状腺がん検診において、overdiagnosisはどのくらいの割合であると考えていますか
  • その割合の推計は、どのような証拠によって支持されますか
  • 高野が著書『福島の甲状腺検査と過剰診断 子どもたちのために何ができるか』のあとがきに書いた、。そして、福島の子どもたちに起こっているのは間違いなく過剰診断であり、それ以外である可能性はありません。との主張は妥当ですか

質問3を抜き出すと、

高野が著書『福島の甲状腺検査と過剰診断 子どもたちのために何ができるか』のあとがきに書いた、。そして、福島の子どもたちに起こっているのは間違いなく過剰診断であり、それ以外である可能性はありません。との主張は妥当ですか

このようです。これは、私がした質問の中でも最も重要です。そして、質問1・2と強く関連しています。是非この質問についての見解も(twitterで無くて構わないので)披露して頂きたいです。もしかしたら、高野氏が予定している推計の論考にて言及があるのかも知れませんが。