2016-01-01から1年間の記事一覧
interdisciplinary.hateblo.jp 続きです。 良い資料がありましたので、ご紹介します。 確率論の基礎概念I 【PDF】 この資料に、次のようにあります(強調引用者)。 後に見るように,事象は全事象の部分集合である.その意味では単純事象のみが Ω の元であっ…
母集団の特性値という意味を表す場合には、母集団定数とでもし、もっと一般的な、確率分布の定数を表したい場合は、パラメタとカタカナ語で表す、というようなやり方が考えられる。 たとえば、母集団分布がベルヌイ分布であり、そこから標本を復元抽出した場…
全ツイートを監視しているわけではないので、「死亡率の改善につながらないガンの発見」を過剰診断としていた「原子力PAサイド」が一人もいないとは断言できないが、早野さんを初めとして観測範囲内では、そのような人はいない。 https://t.co/Kbk9qsF0dl— …
newswitch.jp 上記記事について、はてなブックマークで、 悪い意味で歴史に刻まれる事例。就業中のみならず休憩中等も禁止するという意味で、神社などの施設が敷地内で禁止する、というケースとは次元の違う話。 このようなコメントを書きました。これは、記…
ちょっと気になってるんですけどね。タイトルの事が。 標本空間の要素を根元事象と表現すると、 標本空間の要素は根元事象ではあるが事象では無い となりますよね? これだと、表現的に、すごくややこしいような。 だから、根元事象を使わず、標本点にした方…
span 要素内に tex 記法で書いた数式を入れると、span 要素に指定した style 属性が効く。 表示: 運動方程式は、 です。 コード: 運運動方程式は、<span style="color: red; background-color: #ffffcc; border: blue dashed 1px;">[tex:F = ma]</span> です。
二項分布 p:パラメタ。ベルヌーイ試行の成功確率。標本調査における母数―母集団における対象の割合(復元抽出) q:ベルヌーイ試行の失敗確率。1 - p n:パラメタ。ベルヌーイ試行数。標本調査におけるサンプルサイズ。n 回のベルヌーイ試行を 1 実験とする…
理由はシンプルです。それは、 誤る人と嘘をつく人が絶える事は無いから ニセ科学というのは、科学のようで科学で無いものです。つまり紛い物。で、紛い物を使う人は、 紛い物が本物だと思い込む人 紛い物を紛い物と知りつつ、社会的に好ましく無い事に使う…
デザインと調べ方 研究デザインは、人口ベースの症例対照研究 標的集団は、名古屋市に住民票の存在した、中学3年生から大学3年生相当の年齢の女性 調査対象者(目標のサンプルサイズ)は7万 回答割合(達成されたサンプルサイズ)は40%強 曝露は、HPVV接種…
過剰診断(将来、症状や死亡の原因とならない疾患を診断すること)がゼロであっても、「まったく無効ながん検診が生存率を改善させる」現象が起きうる。— なとろむ (@NATROM) 2016年7月11日 過剰診断(将来、症状や死亡の原因とならない疾患を診断すること)…
ご案内 本エントリーは、検診について説明した連載記事の一部です。 連載は、以下の記事からなっています。 検診の意味と有効性評価――前編 検診の意味と有効性評価――中編 検診の意味と有効性評価――後編 検診の意味と有効性評価――参考資料(本記事) 記述は正…
ご案内 本エントリーは、検診について説明した連載記事の一部です。 連載は、以下の記事からなっています。 検診の意味と有効性評価――前編 検診の意味と有効性評価――中編 検診の意味と有効性評価――後編(本記事) 検診の意味と有効性評価――参考資料 記述は正…
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バイアスとは 人間の集団を観察したり調査したりして、何らかの傾向や因果関係を見出そうとする際には、バイアスの存在に気をつけなければなりません。 研究においては、知りたい対象がまずあります。たとえば、30代女性の傾向はどうかとか、60代の男性はど…
知っている人向けです。 勉強の流れで、5年生存割合(生存率と表現される事が多い)について調べていたのですが、とても気になる事がありました。 と言うのは、がんの有用さを紹介する際に、資料として5年相対生存率(以下、率は割合と表記する。また、5年相…
定義からも、英語のcause-specific mortality rateという表現からも、 特定死因(原因)死亡割合 とでもするのが解り良い。 死因別とすると、複数の死因ごとのものを並べている、みたいな意味合いに取れる。
指標 有病下陽性割合 病気に罹っている人の内、陽性になった割合:陽性 / 病気あり→正 無病下陰性割合 病気に罹っていない人の内、陰性になった割合:陰性 / 病気無し→正 有病下陰性割合 病気に罹っている人の内、陰性になった割合:陰性 / 病気あり→誤 無病…
がん統計における罹患率は、発覚累積割合とでもすべきですね。 ganjoho.jp
ある集団を調査対象として設定する事を考える。 その集団において、特定の病気にどのくらい罹りやすいかを考える。 集団に属する人が病気に罹る現象を、発生と表現する。発生は、より一般的な表現だから、医学的な分野に限定すると、罹患や罹病などが考えら…
前エントリーの続きです。 そもそも甲状腺がんは日本において、広くスクリーニングが行われるような対象では無かったので、正確な有病や発生の程度が解らなかった、というものですね。だから、剖検の結果などから、今考えられているよりもずっと多いのではな…
最近、疫学の専門概念の復習や用語の整理をしている所です。 その流れで、NATROMさんの、以下のエントリーを再読しました。 d.hatena.ne.jp 結構前の記事です。この記事は、福島県の小児において甲状腺がんの多発は起こっているかという議論に関連するもので…
累積罹患率(cumulative incidence rate)の定義は、対象期間中の新規発生数 / 対象期間開始時における危険人口(リスク下集団:population at risk:PAR)*1という割合。名前は率だけど割合。分母は時点での人口。分子は、再発は数えない。再発を数えると、…
太田氏の言う(研究する)水素水と、その他の、市販されているような水素水との関係は。 心理学的な概念であるサブリミナル効果と、それを広告等に応用するサブリミナル効果との関係、と類似していると考えられます。 どちらも、より基礎的な部分では効果が…
mubou.seesaa.net 科学という語が、ある方法や制度と、その方法によって得られた知見の、2通りの意味を持つ場合がある、というのは、押さえておいて良い所だと思います。案外に、この辺りが踏まえられていなくて、議論が噛み合わない場合もあります。 これは…
Excelに数値を入力しておいて、その数値を電卓で計算して合計を出していたのを見た、という記事があって。 それが本当の話かは措いておいて。この話は、せっかくの表計算ソフトなのに機能を全く使えていない、そういう関数が存在する事自体発想もしない、と…
d.hatena.ne.jp こちらで検討されている、伊藤隼也氏の発言に関して、伊藤氏の発言及び、言及されている病院の発表を整理しておきます。※引用文内の強調は引用者による まず、発端の、伊藤氏の発言です。 拡散!熊本済生会病院からSOS !以下の物品大至急欲…
棋士を打ち負かす Google AlphaGo 医師に代わって診断を行う expert system 安全な運用が志向された、運転手に取って代わる自動走行車 これらのものや事について、違和感や抵抗を感ずるか否か。 分野にもよるだろうけれど、色々の所で、人工物が、人間の行っ…
Amazonの検索窓にああと2文字入力すると、サジェストが面白い事になるのが判明した。 こういうのって、ユーザの検索履歴から生成されるのかな? とすれば、チャタリングしてうっかり、とか? よく解らないけど。 ところで、Amazonと言えば、この間から、レビ…
先日、結城浩さんがtwitter上で、次のような問題を出しておられました。 #アンケート で答える #数学の問題 。1回まわすと0.022%の確率でアイテムがゲットできるガチャがある。ガチャを1回まわすのには300円かかる。90万円かけてこのガチャをまわしたときに…