2012-01-01から1年間の記事一覧

「ゲーム脳Q&A」リニューアル

ゲーム脳Q&A 3年ぶりくらいに更新しました。 といっても、見た目のデザインを替えた程度で、内容はあまり変更ありません。質問の二番目の文章を少し書き換えたり、問い合わせ先を新しくしたり。それにしても、ページをアップしてからもう5年ですか。結構経…

勉強の大事さを伝える事について

要するにあれです。「困った事が無い人」に対して、「無いと困るよ」と言って納得させるのは相当難しいという話です。それは大人でも子どもでも一緒でしょうけれど。 「困る事」が、それまでの経験の延長線上にあると認識出来るかどうか、でしょう。あー何と…

『「統合医療」のあり方に関する検討会審議会』第二回議事録の検討とお詫び

先日、統合医療推進の根拠と思想 - Interdisciplinaryというエントリーを書きました。そこでは、『「統合医療」のあり方に関する検討会審議会』の第一回議事録を読みながら、統合医療の思想的な部分や、統合医療評価にRCTが向かないという意見について検討し…

教条

ドラゴンズドグマ出版社/メーカー: カプコン発売日: 2012/05/24メディア: Video Game購入: 13人 クリック: 716回この商品を含むブログ (122件) を見るドラゴンズドグマ出版社/メーカー: カプコン発売日: 2012/05/24メディア: Video Game購入: 3人 クリック: …

【メモ】『わかってきたかも!?「医療統計」 』

わかってきたかも!?「医療統計」作者: 五十嵐中,高瀬義昌,佐條麻里出版社/メーカー: 東京図書発売日: 2012/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (1件) を見る先日書店で見かけました。 公式サイトの紹介⇒東京図書株式会社 わか…

摂津国人(settu-jp)氏へ

前のエントリーについたブクマコメント( http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/ublftbo/20120520/p1 )より。 settu-jp 論=記事及びコメント欄、発言=御自身のブックマークコメントですよ 2012/05/20 という事で、id:settu-jp さんは間違っていま…

摂津国人(settu-jp)氏へ質問

ブクマコメントでは書ききれなかったので。 私の一つ前のエントリーについたメタブクマで、 settu-jp グレーゾーンのある個別の価値観について「ない」の基準や範囲を示せだとかいった立証責任の転嫁や悪魔の証明ともいえる詭弁で丸め込んで胸を張られてもな…

善川チャーリ氏の、PseuDoctor氏への応答について

先日、PseuDoctorさんが、PseuDoctorの科学とニセ科学、それと趣味: 善川チャーリさんに「偽医者」認定されました(又はハンドルネームの由来について) というエントリーをアップなさいました。 その内容は、twitter上で善川チャーリ(GoodBye_Nuclear)氏…

一般論過ぎて / 自分の意見

たわいのない嘘をつき続けるサイトがWebには必要 - 発声練習 ▼主張 たわいのない嘘をつき続けるサイトがWebには必要 ▼反応 追記3:今回の記事は「たわいない嘘」じゃないでしょ? ▼応答 私はたわいない嘘と思いましたが、そうでないと考える方もいらっしゃる…

統合医療推進の根拠と思想

2012年5月29日追記:とても重要な補足があるのでお読み下さい⇒『「統合医療」のあり方に関する検討会審議会』第二回議事録の検討とお詫び 先日来、統合医療について書いています。そこでは、統合医療の評価にRCT(無作為化対照試験)が馴染まない、という意…

「一見してネタって判るだろう」――文脈把握の押し付け

パッと見てデタラメと判るだろう、ネタというのは一目瞭然だろう、ってのは一般に、「文脈を共有している人達の言い分」と捉えておくべきでしょう。特に、不特定多数の人から見られる可能性が大きい(たとえば友人や家族との会話、とは時間的空間的条件が全…

切り分けて組み合わせる

中村義作『よくわかる実験計画法』のまえがきに、 いろいろな原因に左右される複雑な現象を,実験や調査によって解明しようとする試みは非常に多い。著者がかつて従事した電気通信の分野でも,気象条件で変化する電波伝播の現象や屋外に曝された通信施設の障…

比較対照、無作為化、ブラインドテスト――因子を切り刻む

先日のエントリーのはてブで、takehiko-i-hayashiさんが、 takehiko-i-hayashi なるほど/二重盲検は、むしろ介入の無作為化の「無作為性」を護るために必要という感じかなあと。(キモは当然「無作為化」の方にあるが、非盲検だと無作為割付後にバイアス/交…

統合医療と、科学の方法

結局、統合医療の言い分(どこまで一般的かは判りませんが、ある程度共通しているでしょう)としては、 統合医療は文脈依存的、情況論的な方法、つまりホリスティックな方法であるから、現代科学のスタンダードである所のRCTという、アトミスティック(要素…

ホリスティック、一般化可能性

実験研究と生態学的妥当性、的な所に関わる余談を書いてみましょう。私が昔心酔していた論者に、高岡英夫という人がいます。高岡氏は、武術界では知る人ぞ知る論者、といった所で、武術やスポーツなどの身体運動文化を東大大学院で研究し、それらを科学や東…

統合医療とRCT

id:NATROMさん 一応、専門家による専門家、という表現はあたらないかも知れないので訂正します。論文的なものがあったので、お知らせします。 統合医療の現状と課題(PDF) RCTとダブルブラインドテストの説明があって、その後に、統合医療の評価にRCTが向か…

システム・連関・ホリスティック・科学

現代科学の弱点を指摘する際に「ホリスティック」や「関係」、あるいは「全体」というのを云々する人が今もしばしば見られます。それはまるで、科学はそこについて何も考慮せずに営まれているのである、と言わんばかりの「批難」です。 そういう人向けに、こ…

切り分け――ホメオパシー

kikulogにコメント書こうとしましたが止めました。棄てるのも何なので、こっちに置いておきます。―――――――ホメオパシー療法の核となる概念・物体はホメオパシーレメディであり、それを与えるという要因に着目して研究した結果、その要因の操作は臨床的に意義…

統計検定――2級

以前、YJSZKさんに教えて頂いた、日本統計学会公式認定 統計検定2級対応 統計学基礎作者: 今泉忠,田村義保,中西寛子,美添泰人,日本統計学会出版社/メーカー: 東京図書発売日: 2012/04/10メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 5人 クリック: 92回この商品…

評価

トンデル先生の本音 トンデル氏の論(文)や氏への評価(批難するような)、については、tigayam2さんあたりが何回か注意を促す発言をなさっていたりした訳だけれどね。

心理統計法教育

なかなか有用と思われる小論を見つけたので、メモ的に置いておきます。心理統計法教育におけるExcelとRの活用の有効性スロットマシンでの表現は面白いと感じました。1行が1標本を表し、1つ1つのセルが要素にあたる訳ですね。そして、列数(生成した乱数が入…

千里眼

中谷宇吉郎「千里眼その他」(1943年) - 『digital ひえたろう』 編集長の日記★雑記★備忘録話題が出てから、多分2年くらい経ちましたね。大変ありがたい事です。これは、私が今まで読んだ科学に関する文章の中でも最も印象に残ったものの一つです。絶対に読…

電子書籍 『「科学的」に考えるために』を無料公開しました。

「科学的」に考えるために - TAKESAN | ブクログのパブー昨年(2011年)8月に執筆し、パブーにて有料公開していた電子書籍、『「科学的」に考えるために』を、このたび無料公開する事としました。本書は、科学とはどんな営みか、また、「科学的に考える」と…

零危険志向を嘆く前に

いや、嘆きながら、でも別にいいんだけど。確率的なものの見方を教える、解ってもらう、というのは必須の条件ですよね。先決すべき事柄だと思う。なぜなら、リスクを評価するという事は、現象の確率的な変動や誤差という概念が前提となっていて、それがある…

kikulog

どう考えても管理者の怠慢。 投稿者に気を遣わせてどうする、みたいな。

後二十数時間で…。

Trials Evolution が配信されるのが待ち遠しい今日この頃。

リーガル・ハイ

期待通りに面白かった。連ドラは超久し振りだけど、堺さんが出るというので観ようと思った次第。やはり役者の力は大きい。あのクオリティが維持出来れば、今クールのドラマの中でも高評価が得られるのではないかと予想。

見間違い

twitterのTLを見ていたら、「小倉秀夫さんがリツイート」というのがあったので、私は小倉氏をフォローした憶えは無いぞ……と思いながらよく確かめたら、小島秀夫氏だった。

ループ

※リンクと修飾は外した。色つけは引用者による。 現金(※)を内容とするものは、現金封筒(売価20円)を使用し、必ず現金書留としてください(窓口で販売している現金封筒の大きさを超える郵便物の場合は、現金封筒を使用しなくても、現金書留とすることができま…

統計的品質管理

問題の発見と解決の科学 SQCの基本作者: 宮川雅巳出版社/メーカー: 日本規格協会発売日: 2008/02メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログを見るこれはかなり良書だと思います。 SQCの考えを概観するのに良いですし、「プロジェクトX」風に現場…